2023年介護支援専門員実務研修受講試験(10月8日)実施
保健医療サービス分野:問題26~問題45
【問題 26 】 次の記述のうち適切なものはどれか。 3つ選べ。
1.「指輪っかテスト」は、サルコペニア (筋肉減弱症) の簡便な評価法である。
2.フレイルとは、健康な状態と介護を要する状態の中間的な状態である。
3.ロコモティブシンドロームとは、認知機能の低下によって起こるフレイルである。
4.要支援と認定された者では、介護が必要となった原因の第1位は認知症である。
5.配偶者との死別による心理的苦痛を和らげるには、 ソーシャルサポートが有効である。
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【問題 27】 次の記述のうち正しいものはどれか。 3つ選べ。
1.脈拍数と心拍数は、常に一致する。
2.高体温とは、体温が36.5度以上である場合をいう。
3.一般的に動脈壁にかかる圧力を血圧という。
4.血圧には日内変動がある。
5.ジャパンコーマスケール (JCS) は、意識レベルの評価に用いられる。
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【問題 28】 検査について適切なものはどれか。 3つ選べ。
1.腹囲が男性85 cm 以上 女性 90cm以上の場合は、メタボリックシンドロームの診断において腹部型の肥満とされる。
2.AST (GOT) は、肝臓以外の臓器の疾患でも上昇する。
3.ヘモグロビンA1cは、採血時の血糖レベルを評価するのに適している。
4.尿検査は、尿路感染症の診断に有効である。
5.CRP (C反応性たんぱく質)は、体内で炎症が起きているときに低下する。
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【問題 29 】褥瘡について適切なものはどれか。3つ選べ。
1.しびれや麻痺は、原因となる。
2.細菌感染の原因となる。
3.寝たきりになると腹部にできやすい。
4.予防方法の一つに、栄養管理がある。
5.寝返りができない人に、体位変換は不要である。
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【問題 30】 リハビリテーションについて適切なものはどれか。 3つ選べ。
1.多職種が連携して行う。
2.高齢者のケアは、リハビリテーション後置主義にのっとっている。
3.運動に伴って低血糖発作が起こることがある。
4.急性期病床は、急性期リハビリテーションの提供の場である。
5.回復が見込めない要介護高齢者に対しては、 実施しない。
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【問題 31 】認知症について適切なものはどれか。3つ選べ。
1.認知症施策推進大綱においては、発症を遅らせることを目指している。
2.運動不足の改善は、 認知症の予防につながらない。
3.自分の意思で決定できるように支援することが大切である。
4.MCI (軽度認知障害) は、 すべて認知症に移行する。
5.前頭側頭型認知症の症状の一つとして、物品の名前が出てこない意味性認知症の症状がある。
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【問題 32 】次の記述のうち、より適切なものはどれか。 3つ選べ。
1.高齢者は、急激な環境の変化があっても、 環境への適応力は高い。
2.せん妄の有病率は、年齢とともに上昇する。3.
せん妄については、その発症に至ったきっかけで除去可能な要因がないか検討する。
4.身体疾患の治療薬の中には、 うつなどの精神症状を引き起こすものがある。
5.統合失調症の陰性症状とは、 妄想や幻覚をいう。
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【問題 33 】傷病に関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.診察や検査は、医師の負担が少ないものから行う。
2.診断は、医師又は歯科医師が行う。
3.患者は、自分の傷病の内容を知り、どのような治療を受けるか、自己決定する権利を有している。
4.予後に関する説明では、患者の理解力なども考慮し、必要に応じて家族の立ちあいを求める。
5.介護サービスの選択を助言するに当たり、予後は考慮しなくてよい。
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【問題 34】 次の記述のうち適切なものはどれか。 3つ選べ。
1.介護支援専門員は、利用者の入院時に、退院後の利用者・家族の生活について医療機関に伝えることが重要である。
2.退院後の居宅サービス計画の立案に役立つ情報には、入院期間中に介護支援専門員に共有される情報が含まれる。
3.退院前カンファレンスに家族が参加する場合もある。
4.退院後の訪問看護は、 介護支援専門員が指示する。
5.退院当日は、介護保険サービスを利用できない。
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【問題 35 】高齢者の栄養・食生活について適切なものはどれか。 3つ選べ。
1.低栄養状態では、 筋力の低下により転倒しやすい。
2.男性では、加齢とともに低栄養傾向の者の割合は減少する。
3.骨粗鬆症予防には、 アルコールを摂取することが大切である。
4.使用している薬剤によっては、摂取してはならない食品がある。
5.一方的な指導ではなく、 双方向的なコミュニケーションを重視した相談の場を設ける。
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【問題 36 】 次の記述のうち適切なものはどれか。2つ選べ。
1.重症の糖尿病性ケトアシドーシスの患者では、異常な呼吸がみられることがある。
2.起座呼吸は、気管支喘息の患者にもみられる。
3.高齢者の肺活量の低下の一因として、 肺の残気量の低下がある。
4.在宅酸素療法において、 携帯用酸素ボンベの使用に慣れれば、 介護支援専門員の判断で酸素流量を設定してよい。
5.簡易酸素マスクで酸素流量が不足する場合は、 鼻カニューレに交換する。
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【問題 37】 感染症と主な感染経路の組合せについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.季節性インフルエンザ ― 飛沫感染
2.腸管出血性大腸菌感染症 — 接触感染
3.結核 ― 空気感染
4.疥癬 ― 飛沫感染
5.MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症―空気感染
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【問題 38】 高齢者に起こりやすい急変や急変時の対応について適切なものはどれか。3つ選べ。
1.衣類の下の皮膚をやけどしたときは、衣類を脱がしてから冷やすようにする。
2.異物をのどに詰まらせたときは、前かがみにさせて背中を強く叩くと排出することがある。
3.心肺蘇生時の胸骨圧迫は、 1分間に60回を目安に行う。
4. 寝たきりの高齢者が嘔吐した場合には、 側臥位にする方がよい。
5. せん妄の原因の一つに薬剤の投与がある。
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【問題 39】 次の記述のうち適切なものはどれか。 3つ選べ。
1.筋力トレーニングは、糖尿病の予防につながる。
2. 大きな負荷で行う筋力トレーニングは、息を止めて行うと安全である。
3. 冬の寒い時期の運動中は、 汗をかかなくても水分補給が必要である。
4.疾病によるたんぱく質摂取に制限のない高齢者では、その摂取の目標量は1日30gである。
5. 喫煙は、脳卒中のリスク因子である。
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【問題 40】 ターミナルケアについて、より適切なものはどれか。 3つ選べ。
1.人生の最終段階を穏やかに過ごすことができる環境の整備は、法律に基づく政府の努力義務とされている。
2.介護保険の特定施設は、 看取りの場となり得る。
3. 看護師は、 死亡診断書を作成することができる。
4.痛みの訴えは、身体的な要因によるものであるため、医療処置で対応できる。
5.グリーフケアとは、遺族の悲嘆への配慮や対応を行うことである。
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【問題 41 】指定通所リハビリテーションについて正しいものはどれか。 3つ選べ。
1.要介護認定を受けた若年性認知症患者は、利用できる。
2. 通所リハビリテーション計画は、介護支援専門員が作成しなければならない。
3. 介護職員は、リハビリテーション会議の構成員になれない。
4.介護老人保健施設は、提供することができる。
5. 心身機能の維持回復を図り、 日常生活の自立を助けるために行われる。
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【問題 42】 指定短期入所療養介護について正しいものはどれか。2つ選べ。
1.検査、投薬、注射、処置等は、利用者の病状に照らして妥当適切に行うものとされている。
2.おむつ代は、利用者が負担するものとされている。
3.胃ろうがある場合には、利用できない。
4.日帰りの利用はできない。
5.短期入所療養介護計画は、既に居宅サービス計画が作成されている場合は、当該計画の内容に沿って作成しなければならない。
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【問題 43】 指定看護小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。 3つ選べ。
1.居宅で生活している要支援者も利用できる。
2.看護小規模多機能型居宅介護計画の作成に当たっては、利用者の多様な活動が確保されるものとなるように努めなければならない。
3.看護サービスの提供開始時は、主治の医師による指示を口頭で受けなければならない。
4.サテライト型指定看護小規模多機能型居宅介護事業所の登録定員は、 18人以下である。
5.看護小規模多機能型居宅介護費は、月単位で設定されている。
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【問題 44】 介護老人保健施設について正しいものはどれか。 3つ選べ。
1.入所者は、病状が安定し入院治療の必要がない要介護3以上の認定を受けた者である。
2.保健医療サービス又は福祉サービスを提供する者との密接な連携に努めなければならない。
3.口腔衛生の管理体制を整備し、各入所者の状態に応じた口腔衛生の管理を計画的に行わなければならない。
4.理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士を置かなければならない。
5.看取り等を行う際のターミナルケア加算は算定できない。
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【問題 45】 介護医療院について適切なものはどれか。2つ選べ。
1.住まいと生活を医療が支える新たなモデルとして創設された。
2. 開設者は、医療法人でなければならない。
3.療養床には、 I 型療養床とⅡ型療養床がある。
4. 併設型小規模介護医療院の入所定員は、 25人以下である。
5.療養室入所者1人当たりの床面積は5.0m²以上とされている。
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