第26回介護支援専門員実務受講試験(問題解説)問題23:事例問題①
第26回ケアマネ試験問題解説こんにちは
10月も明日で終わり、今年も後2ヶ月ですね。
介護支援分野も残すところ事例問題になりましたね。
【問題 23 】Aさん(72歳、男性、 要介護2、 認知症高齢者の日常生活自立度Ⅱa) は、妻(63歳)と二人暮らしで、小規模多機能型居宅介護事業所に登録し、週2回の通いサービスと週3回の訪問サービスを利用している。 Aさんは若い頃より散歩が趣味であったが、最近、 散歩に出かけると自宅に戻れなくなることが増え、警察に保護されることがあった。 妻は日中就労 (週5日)のため、見守ることができずに困っている。 この時点における計画作成担当者である介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。 3つ選べ。
1.徘徊感知機器の情報を収集し、 Aさんと妻に情報提供を行う。
2.Aさんや妻の同意を得ないで、 Aさんの立ち寄りそうな店舗などに、 Aさんの写真と妻の携帯電話番号を掲示してもらう。
3.Aさんの心身の状況や自宅周辺の環境をアセスメントし、 自宅に戻れなかった理由を探る。
4.通いサービスの利用日以外は外出をしないように、 Aさんを説得する。
5.近隣住民等による見守り体制が取れるかどうか民生委員に相談する。
解答:1.3.5
事例問題は、実務について遭遇するであろう問題に介護支援専門員としてどのように対応するかを問われています。
私個人的には、サービス問題と思っていますが、ご自身の価値観や考え方などが大きく影響してくるのではないかと思います。
1.適切
Aさんは、要介護2であるため、福祉用具貸与で、認知症徘徊感知機器を利用することが出来ます。
その為に、情報を収集することは、適切な対応と言えます。
2.不適切
Aさんや妻の同意を得ないで、ケアマネの判断で勝手に個人情報を掲示することは、不適切な対応になります。
3.適切
適切な対応と言えます。
4.不適切
通いの日以外は、外出しないように「Aさんを説得する。」ということは、家に閉じ込める行為であり虐待になります。
ケアマネが、利用者さん、家族を「説得」したり「指示」「命令」などの対応は、不適切な対応になります。
5.適切
適切な対応と言えます。
よって、この設問の答えは、1.3.5になります。
解説は以上です。
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解説動画
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