第26回介護支援専門員実務受講試験(問題解説)問題27:バイタルサイン
第26回ケアマネ試験問題解説おはようございます。
11月になり朝晩の寒さが、徐々に冬にむかっているなぁ~と感じます。
最近は、5時過ぎに目が覚めて、規則正しい生活リズムに戻っています。
【問題 27】 次の記述のうち正しいものはどれか。 3つ選べ。
1.脈拍数と心拍数は、常に一致する。
2.高体温とは、体温が36.5度以上である場合をいう。
3.一般的に動脈壁にかかる圧力を血圧という。
4.血圧には日内変動がある。
5.ジャパンコーマスケール (JCS) は、意識レベルの評価に用いられる。
解答:3.4.5
解説
バイタルサインとは・・
体温・血圧・脈拍・意識レベル・呼吸を指します。
1.誤り
心拍数:心臓が血液を全身に送り出 す際の拍動の回数
脈拍数:心臓が血液を送り出す際に 動脈に生じる脈動の回数(手首の親指の付け根にある橈骨動脈を1分当たりで測定します。)
心拍と脈拍は同じリズムを刻んでいるため、通常は 同じ意味で用いられますが・・
ただし、 不整脈があると心臓が拍動してい ても脈拍として伝わらないことも あり、必ずしも「心拍数=脈拍数」 ではありません。
2.誤り
一般に、37.0度以上のことを高体温、低体温は、34.0度以下をいいます。
高齢は、基礎代謝が低下し、体温も一般成人よりも低くなる傾向がありますが、日内変動や個人差も大きいです。
3.正しい
設問の通りです。
心臓の収縮期の血圧が最高血圧、心臓の拡張期の血圧が最低血圧加齢とともに血管の弾力が失われるため、収縮期血圧は高くなり、拡張期血圧は低くなる傾向があります。
4.正しい
血圧の日内変動や個人差は大きく、またちょっとした動作や体位変換、室温の違い精神的な緊張などでも大きく変動します。
医師や看護師に血圧を測定してもらうと高値になってしまう白衣性高血圧もよくみられます。
5.正しい
意識障害には、傾眠から昏睡までさまざまな段階がありますが、正常な意識状態である清明、刺激がないと眠ってしまう傾眠、強い刺激でかろうじて開眼する昏迷、時々体動がみられるのみの半昏睡、自発的運動がなく痛覚刺激にも反応しない昏睡に分けられます。
JCSとは、Japan Coma Scale(ジャパン・コーマ・スケール)の略です。日本で使用されている意識障害の評価方法です。
JCSは0から300の間で表現されます。0が正常な状態で、数字が大きくなるほど、重度の意識障害であることを意味します。
JCSは、まず覚醒度合いによって3段階(1桁、2桁、3桁)に分けられます。さらにその中でも3段階に細分化されることから、「3-3-9度方式」とも呼ばれます。
よってこの問題の解答は、3.4.5 になります。
解説は以上になります。
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解説動画
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