第26回介護支援専門員実務受講試験(問題解説)問題30:リハビリテーションについて
第26回ケアマネ試験問題解説こんばんは
今日は、夜遅くになってしまいました。
後もう少しで、動画解説が終わります。
【問題 30】 リハビリテーションについて適切なものはどれか。 3つ選べ。
1.多職種が連携して行う。
2.高齢者のケアは、リハビリテーション後置主義にのっとっている。
3.運動に伴って低血糖発作が起こることがある。
4.急性期病床は、急性期リハビリテーションの提供の場である。
5.回復が見込めない要介護高齢者に対しては、 実施しない。
解答:1.3.4
解説
1.正しい
リハビリテーションは、 その果たす機能と時期から、予防的リハビリテーション、治療的リハビリテーション (急性期 回復期)、 維持的リハビリテーションに分けられます。
それぞれの果たす機能から多職種が連携が必要になります。
2.誤り
2000(平成12)年に介護保険制度が創設された際に、「リハビリテーション前置主義」の概念が提唱されました。
すなわち、 ① 医療保険のリハビリテーション医療サービスを十分に実施し、 要介護状態を軽減したうえで介護保険に移行すべきである
②介護保険の利用に際し、要介護度を改善もしくは維持するために必要なリハビリテーション医療サービスは、他のサービスに優先して利用できるしくみを構築すべきであ
るとする考え方です。
高齢者のケアにおいては、常に「リハビテーション前置主義」の考え方に則り、適切かつタイムリーにリハビリテーション医療サービスを活用して、要介護状態の子ることが大切になります。
3.正しい
【運動に伴って起きりやすいリスク】
・低血糖発作
・胸痛・不整脈・呼吸困難の誘発
・痛みの増悪
・転倒のリスクが増大
・けいれん発作
など
4.正しい
急性期リハビリテーションは、発症(手術) 直後からベッドサイドで開始され、廃用症候群の予防と早期からのセルフケアの自立を目標とします 。
発症直後から急性期治療と並行して、べッド上での体位保持、定期的な体位変換、他動的関節可動域訓練(関節を他人が動かすると)を行い、拘縮(関節が硬くなること)などの予防に努めることが大切です。
5.誤り
回復が見込めない要介護者に対してもリハビリテーションを行います。
解説は以上です。
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解説動画
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過去問解説動画再生リスト
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