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第26回ケアマネ試験問題解説【保健医療サービス分野】問題:33 傷病について

第26回ケアマネ試験問題解説 第26回ケアマネ試験問題解説【保健医療サービス分野】問題:33 傷病について

こんにちは

 

今日の問題

問題 33 傷病に関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。

 

1.診察や検査は、医師の負担が少ないものから行う。

2.診断は、医師又は歯科医師が行う。

3.患者は、自分の傷病の内容を知り、どのような治療を受けるか、自己決定する権利を有している。

4.予後に関する説明では、患者の理解力なども考慮し、必要に応じて家族の立ちあいを求める。

5.介護サービスの選択を助言するに当たり、予後は考慮しなくてよい。

 

解答:2.3.5

 

解説

1.不適切

診察や検査は、患者の負担の少ない者から行うのが原則で、負担や侵襲(身体を傷つけるような処置) が大きい検査の場合は、患者自身がその必要性や負担(苦痛や危険) について理解したうえで検査を受ける必要があります。

例えば:検尿や血液検査、レントゲンなど負担の少ないものから行います。

 

2.適切

医学的な診断のプロセスでは、通常、主訴(患者が最も困っている症状)と現病歴(主訴にかかわる病状の経過) の聴取に始まり、既往歴(過去の病歴や家族歴(家族的に発生しやすい病気)を確認しつつ、身体診察や検査を通して病気を診断していきます。

 

3.適切

患者は、その医師の診断プロセスにおいて、鑑別すべき疾患をふるい分けるための検者について説明を受け、その検査によって生じる利益と不利益をしっかり理解したうえで、検査を受けるか否かを決定する権利があります。

このように、患者が説明をきちんと受けたうえで、意をすることをインフォームドコンセントといいます。

このインフォームドコンセントは、治療方針を決定するにも必要で、患者は自分の病気の内容を知り、そ してどのような治療を受ける受けないかを自己決定する権利をしています。

 

4.適切

予後とは、疾患が今後たどり得る経過のことをいいます。

基本的に、疾患の予後に関する情報は、本人に説明されるべきものですが、 認知機能や理解力の低下、心理状態なども考慮し、 家族の立ち会いを求めることも必要になります。

疾患の予後は、 本人はもとより、 家族にとっても生活や人生に大きな影響を与えます。

 

5.不適切

診断された疾患とその予後の説明に基づいて、患者はどのような治療を受けるかを決定することになります。

このようなインフォームドコンセントが、適切かつ十分な理解をもって行われるように、介護支援専門員も支える必要があります。

また、場合によっては治療の内容と生活を支える介護サービスの兼ね合いについても、患者や家族へ助言をする必要があります。

疾患の予後が不良である場合には、その説明には配慮が必要であり、不安やストレスによる理解の歪曲が起こらないよう、本人の気持ちを支えることも大切になります。

 

解説は以上です。

 

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解説動画

 ⇩

https://youtu.be/4ESfSPnAopY

 

 

過去問解説動画再生リスト    

    ⇩

https://www.youtube.com/playlist?list=PLRqfhlklXN9N7ZQpgkxO7OAwFYvUz8fA2

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過去問問題解説再生リスト

 

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