第26回ケアマネ試験問題解説【保健医療サービス分野】問題34: 退院前における介護支援専門員の対応について
第26回ケアマネ試験問題解説おはようございます。
保健医療サービス分野の問題解説を書いていて思ったことがあります。
それは、「次の記述のうち」という問題が6問あり幅広い知識が求められているのではないかと感じました。
今日の問題は、
問題 34 次の記述のうち適切なものはどれか。 3つ選べ。
1.介護支援専門員は、利用者の入院時に、退院後の利用者・家族の生活について医療機関に伝えることが重要である。
2.退院後の居宅サービス計画の立案に役立つ情報には、入院期間中に介護支援専門員に共有される情報が含まれる。
3.退院前カンファレンスに家族が参加する場合もある。
4.退院後の訪問看護は、 介護支援専門員が指示する。
5.退院当日は、介護保険サービスを利用できない。
解答:1.2.3
解説
1.適切
介護支援専門員の病院への情報提供には、入院時連携情報シート (名称は地域によって異なります)などを用います。
このシートでは、介護支援専門員が把握している利用者の情報、 つまり、おおまかにいえば課題分析標準項目として「基本情報」と 「課題分析項目」とほぼ同じ項目についての情報を、病院側に伝えます 。
しかし、現在の利用者の状況を伝えることが重要なため、 基本情報に記載された内容、さらには、介護支援専門員がアセスメントした内容がモニタリングの機会を通して、更新されていることが要件となっています。
2.適切
介護支援専門員は、退院前カンファレンスでの打ち合わせ内容を、 「退院・退所情記録書」などのシートにまとめます。このシートは標準様式ではなく、呼称もさまざまですが、入院中の状況を的確に記載することで、居宅サービス計画を立案するうえでの情報として役立てます。
3.適切
入院中に、利用者・家族の出席のもと、病院チームと在宅チームがメンバーとなって退院前カンファレンスが開催されます。
このカンファレンスは病院側が主催するものです。 状況によっては、 本人は参加できない場合もありますが、その場合でも家族が参加することになります。
4.不適切
退院後に、「訪問看護」サービスを利用するには、医師の指示が必要になります。
介護支援専門員の判断で「訪問看護」を居宅サービス計画に位置付けることはできません。
5.不適切
退院と同時に、 介護保険サービスを利用できることが大切です。
そのためには、サービス担当者会議を開くことになりますが、退院当日に利用者宅で開催することで、サービス利用が切れ目なく行えることになります。
サービス担当者会議を開催するのは介護支援専門員です。
解説は、以上です。
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解説動画
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