第26回介護支援専門員実務受講試験(問題解説)問題35:栄養・食生活について
第26回ケアマネ試験問題解説おはようございます。
今日の問題
【問題 35 】高齢者の栄養・食生活について適切なものはどれか。 3つ選べ。
1.低栄養状態では、 筋力の低下により転倒しやすい。
2.男性では、加齢とともに低栄養傾向の者の割合は減少する。
3.骨粗鬆症予防には、 アルコールを摂取することが大切である。
4.使用している薬剤によっては、摂取してはならない食品がある。
5.一方的な指導ではなく、 双方向的なコミュニケーションを重視した相談の場を設ける。
解答:1.4.5
解説
1.適切
【低栄養の指標】
1.BMI
2.体重
3.アルブミン3.6mg/dl以下
4.上腕周囲長(下腿周囲長)
血清中に含まれるたんぱく質の総量を血清総たんぱくと言い、その主成分はアルブミンで肝臓で合成されています。
血清アルブミンは、高齢者の長期にわたる栄養状態をみる指標として最も有用です。
この、血清アルブミンが3.6g/dl以下の状態では骨格筋の消耗が始まっている可能性があります。
よって、筋肉の低下により転倒しやすくなります。
2.不適切
男性では、加齢とともに低栄養傾向の者の割合は増加します。
<参考資料>
3.不適切
骨粗鬆症の骨折予防には、 予防が重要です。
そのために、筋力をつける、転例のリスクを減らす (段差をなくす。足元に物を置かない。 必要に応じて歩行介助具を使用するなど) 努力も大切です。
なお、 骨粗鬆症の危険因子として、女性ホルモンの低下 (閉)、カルシウム摂取不足、偏食、運動不足、日光浴不足などがあります。
骨粗鬆症を発症する前に、カルシウムや、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、ビタミンドなどをバランスよく摂取していることが大切となります。
また、運動によって骨にふだんから適切な負荷をかけていることが、 骨を強く保つ秘訣になります。 利用者のADLに応じ、可能な範囲内での運動が勧められます。
4.適切
ふだん摂取している食品や嗜好品、健康食品などとの併用でも起こる可能性があります。
具体的な例:ある種の高血圧の薬とグレープフルーツジュースとの間には相互作用が発生し、薬の作用が強く出てしまうことがあります。
また、アルコールで薬を服用すると一般的に作用が増強するといわれています。
5.適切
設問の通りです。
一方的に指導するのではなく、利用者さんの生活スタイルなども聴きながら、双方向的なコミュニケーションが重要になります。
解説は以上です。
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解説動画
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