第26回ケアマネ試験問題解説【保健医療サービス分野】問題40:ターミナルケアについて
第26回ケアマネ試験問題解説こんにちは
コロナ感染から5日目になりましたが、未だ熱と頭痛、無力感状態です。
記事を書く時間だけ。PCの前の座り、その後はベットへ直行です。
【問題 40】 ターミナルケアについて、より適切なものはどれか。 3つ選べ。
1.人生の最終段階を穏やかに過ごすことができる環境の整備は、法律に基づく政府の努力義務とされている。
2.介護保険の特定施設は、 看取りの場となり得る。
3. 看護師は、 死亡診断書を作成することができる。
4.痛みの訴えは、身体的な要因によるものであるため、医療処置で対応できる。
5.グリーフケアとは、遺族の悲嘆への配慮や対応を行うことである。
解答:1.2.5
解説
1.適切
厚生労働者は2018(平成30)年に「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」を作成しました。
ACP とは、人生の最終段階の医療やケアについて、本人が家族等や医療・介護従事者等との話し合いを通じて、これからの医療・ケアの目標や考え方を明らかにするプロセスのことです。
本人を取り巻く医療介護従事者からなるメンバーで医療・ケアチームを構成します。厚生労働省は、このACPを国民に普及させるために、 「人生会議」という愛称を定めました。
2.適切
特定施設も「看取り介護加算」が算定できます。
3.不適切
死亡診断書を交付できるのは、医師及び歯科医師のみになります。
定期的に文面を変えて出題されています。
4.不適切
痛みは、身体的な側面だけでなく、精神的な側面などからも考えることが重要です。
身体的な痛みへの対応は薬の投与が主であり、医師の判断と提示が必要ですが、神的な痛みへの対応は、介護支援専門員も含むケアチームが主体的にかかわれる可能性があります。
チームアプローチで対応することにより、これらの痛みを軽減しておだやかな療養生活になるように支援していきます。
例えば、家族や信頼できる訪問看護師・訪問介護員がいつもそばにいるという安心感によって痛みが軽減する可能性があります。
そうした周囲とのかかわりも含めて、利用者・家族を支援していきます。
5.適切
身近な人との死別を経験し、悲嘆に暮れる人を、悲しみから立ち直れるように支援することである。
一方的に励ますのではなく、相手に寄り添う姿勢が大切ですね。
解説は以上です。
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解説動画
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