第26回介護支援専門員実務受講試験(問題解説)問題47:ソーシャルワークについて
第26回ケアマネ試験問題解説こんにちは
今日の問題
問題 47 ソーシャルワークに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。 2つ選べ。
1.個人の問題解決力や対処能力を強化する役割がある。
2.支援の終結と事後評価の後のアフターケアが含まれる。
3.ラポールとは、特定領域の専門家から助言・指導を受けることである。
4.アドボカシーとは、クライエントが相談した機関では必要な援助ができないとき、他機関へ紹介することである。
5.送致とは、自己の権利を表明することが困難なクライエントに代わり、援助者が代理としてその権利獲得を行うことである。
解答:1.2
ソーシャルワークの中で、「ラポール」は良く聞く言葉ですが・・
「アドボカシー」「送致」は、初めて聞いた人も多いのではないでしょうか?
特に、「送致」に関しては、過去に出題されたことはありません( ノД`)シクシク…
解説
1.適切
ソーシャルワークは、多様な機能や役割を持つ支援方法です。
人と環境の両社が相互作用し、個人の生活課題に取り組みウェルビーイング(満足度・生活の質)を高めるようにする。
クライエント自身が、問題解決力や対処能力強化できるように、援助者がかかわっていくことが、大切になになります。
2.適切
事後評価は終結過程と重なり、 また、フォローアップも含みます。
事後評価の結果について、クライエントを含む援助関係者にフィードバックをして、今後のクライエントおよび別のケースへの示唆とします。
事後評価のなかには、ワーカーの援助実践過程での力量や有用性の検証が含まれます。
そのためには、スーパービジョンやコンサルテーションを積極的に活用していくことが必要になります。
3.不適切
ラポールとは:信頼関係の形成
設問は、コンサルテーションのことを言っています。
4.不適切
利用者の権利擁護・代弁すること
5.不適切
クライエントが相談した機関では必要な援助ができないとき、他機関へ紹介することである。
※4番と5番の内容が入れ替わっています。
解説は以上です。
ソーシャルワークは、問題の〇✕だけだと簡単ですが、説明するとなると奥が深い分野になりますね。
社会福祉制度の理解も必要だと感じました。
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解説動画
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