ケアマネ試験対策一問一答（保健医療サービス分野）薬剤について

こんにちは

 

 

今日のケアマネ試験対策一問一答は、保健医療サービス分野です。

 

薬剤について、次の記述は正しいか誤りか答えよ。

 

 

【問題】腎機能が低下している場合には、血中濃度が下がるため、抗菌薬を使用するときは、適宜増量する。

 

 

 

 

 

答え：誤り

 

解説

腎臓は、体に必要なものと不要なものを仕分けする臓器です。

その仕分けをする腎臓の機能が低下していると、本来、体外に排出すべき薬剤の成分が、体に長く残るということになります。

そうなると通常より薬剤の作用時間は長くなり、副作用も大きくなるというリスクがあります。

そのため、薬の量は減量する必要性が出てきます。

 

薬の代謝について

高齢者は、代謝速度が遅くなり、肝臓で代謝される薬の作用の増強を引き起こすことがある。

 

薬の分布について

血液中のタンパク質が低下していることが多く、タンパク質と結合していない薬が増え作用が強く出過ぎることがある。

 

薬の排泄について

薬は、腎臓から主に尿の中に排泄される。

高齢者は、腎機能が低下していることが多く、腎からの薬の排泄が遅くなり、作用が強く出過ぎることがある。

 

腎機能が低下すると

＊作用時間が長くなる

＊副作用が大きくなる

＊服薬量を減弱する必要性が出てくる

 

これら３つの点を押さえておきましょう！

 

腎機能が低下している場合には、血中濃度が上がるため、抗菌薬を使用するときは、適宜減量する

 

よってこの設問は、「誤り」になります。

 

解説は以上です。

 

今日の暗記カード

 

表：

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腎機能低下：薬剤血中濃度

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裏：

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上昇

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表：

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腎機能低下　薬剤注意点3

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裏：

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1.作用時間：増長

2.副作用：増大

3.服薬量：減弱

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