ケアマネ試験対策一問一答（保健医療サービス分野）老年期うつ病について

保健医療分野（一問一答）Blog 2024年2月17日 2024年2月17日ケアマネ試験対策一問一答（保健医療サービス分野）老年期うつ病について

おはようございます。

今日の。ケアマネ試験対策一問一答は、保健医療サービス分野からの出題です。

老年期うつ病について

次の記述は、正しいか誤りか答えよ。

【問題】老年期うつ病は、若年者と比較して、気分の落ち込みが、目立たないという特徴がある。

答え：正しい

うつ病はこれという理由なしに、深い、心の底からにじみ出るような憂鬱感、悲壮感が起こり、全身倦怠感、違和感を伴い、自発性を失う疾患です。

特に心気的な訴えが多くなり、めまい、しびれ、排尿障害、便秘などの自律神経症状が目立ちます。

気分の落ち込みよりも、不安、緊張、焦燥が目立ちます。

女性ホルモン、脳内神経伝達物質の異常、脳の血流障害、身体疾患、喪失体験、孤独、病前の性格などが挙げられます。

病前の性格が、「つまずきの石」を呼び寄せる傾向もあり、自死を図ることがあるので注意が必要です。

よって、この設問は、「正しい」になります。

解説は、以上です。

高齢者の精神疾患には、老年期に発症する精神疾患と若年期に発症したまま高齢期に達した精神疾患の二つがあります。

いずれの場合も、加齢に伴う変化が深く関与しており、しばしば精神症状が定型的でなく、訴えが多彩かつ曖昧であるのが特徴です。

加齢に伴い、身体機能の予備力が低下するために、身体の軽微な不調が精神症状に大きく影響することがあります。

急激な環境の変化は適応力の低下している高齢者に混乱をもたらし、精神症状の引き金となります。

多くの因子がいくつも重なり合って症状を形成しています。

①脳の加齢性変化

②病前の性格

③心理社会的な要因

④身体疾患

⑤環境の変化

⑥薬物の影響

などが挙げられます。

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