ケアマネ試験対策一問一答(保健医療サービス分野)むせやすい高齢者の食事介助について
保健医療分野(一問一答)Blogこんにちは
本試験まで、あと202日
保健医療サービス分野「介護技術」について
むせやすい高齢者の食事介助について、次の記述は正しいか誤りか答えよ。
【問題】スプーンはできるだけ大きく深いものとし、一回量を多くすることで食事の所要時間を短くする。
答え:誤り
解説
介護・医療現場でお仕事をされているので、答えは、当然「誤り」と分かるでしょう。
むせやすい高齢者ということは、嚥下機能が低下、更に、咀嚼や嚥下が困難な状況下で、1回の量を増やせば余計、利用者さん(患者さん)は、負担がかかり大変です。
現場では、何人もの食事介助をする際に、手際よく時間内に終わらせたいという思いがあり、介護者側には多少なりともあると思いますが、食事の所要時間を減らすことを優先する必要はありませんね。
追加情報
・窒息は不慮の事故死因のトップ2位、
※1位は転倒、3位は溺死
・一回あたりの量には、個々の利用者さんにあった量で、食事介助を行う必要があります。
・むせやすい高齢者の食事介助では、汁物は、誤嚥を防ぐために「とろみ」をつけることも重要です。
・温度では、ぬるめのものより少し冷たかったり、熱かったりするもののほうが刺激が強いので、嚥下反射はよりスムーズになります。
・食事介助をする際には、利用者さんには、頭部前屈の姿勢を取ってもらうことが重要です。
・パサパサしたもの、練り物などは飲み込みにくいので工夫が必要
これも誤嚥を防ぐために重要です。
こういった点が過去出題実績のあるポイントになりますので、押さえておきましょう。
よって、この設問は、「誤り」になります。
解説は以上になります。
今日の暗記カードまとめ
表:
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食事介助時の利用者姿勢
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裏:
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頭部をやや前屈
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表:
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嚥下機能低下:汁物など
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裏:
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とろみ剤使用
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