ケアマネ試験対策一問一答(保健医療サービス分野)高齢者に対する意思決定支援について
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ケアマネ本試験まで、後199日
ケアマネ試験対策一問一答「保健医療サービス分野」
高齢者に対する意思決定支援について
次の記述は、正しいか誤りか答えよ。
【問題】ナラティブ・ベイスド・メディスン(NBM)とは、患者の思いや希望を中心に、患者の自己決定を支援する形で治療方針を決定する方法である。
答え:正しい
解説
高齢者に対する意思決定支援については、色々な支援があります。
EBMとNBMの違いについて解説します。
エビデンス・ベイスド・メディスン(EBM)
・エビデンス=根拠、ベイスド=基づく、メディスン=治療です。
・近年ではこのような医師個人の経験だけに頼るのではない、科学的な診断や治療を行うために、根拠エビデンスに基づいた医療が重視されています。
・診断や治療が。独断的な過ちに至らないための方法です。
・EBNのみが、病気を持った人間の問題をすべて適切に解決してくれるわけではありません。そこには、一人ひとりの個性や考え方の違いが存在する為、統計学的な証拠のみで対応はできません。
・科学的に正しい医療が、いつも患者に満足を与えるというわけではないのです。
ナラティブ・ベイスド・メディスン(NBM)
日本語にすると、ナラティブ=物語、ベイスド=基づく、メディスン=治療。
EBMの欠点を補完するため、個々の人間の感じ方や考え方に耳を傾け、自己決定を促す医療も重視されるようになりました。
特に、治療法の確立されていない領域において NBMが重要な位置を受けています。
追記 介護支援専門員として
・医師の病状説明を本人がどのように受け止め、考えているかを把握し、それに基づく支援を立案する必要があります。
・時には医師に本人の考え方や感じ方を伝えることが必要な場面も想定されてされます。
・医学的診断のプロセスを理解し、インフォームドコンセントに基づく自己決定支援、そして生活機能の向上のための生活支援を行うことが求められています。
※EBMとNBMに入れ替え問題も試験では、出題されていますので、違いを押さえておくといいですね。
よって、この設問は「正しい」となります。
解説は以上です。
今日の暗記カードまとめ
表:
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ナラティブ・ベイスド・メディスン
(NBM)
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裏:
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個々の人間の感じ方や考え方に
耳を傾けて自己決定を促す医療
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表:
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エビデンス・ベイスド・メディスン
(EBM)
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裏:
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医師個人の経験だけに頼らない。
科学的な根拠に基づいた医療
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