ケアマネ試験問題解説「在宅医療管理」について
保健医療分野(一問一答)Blogこんにちは
本試験まで、後108日ですね。
今日は、保健医療サービス分野の中の「在宅医療管理」についての問題です。
在宅医療管理について
【問題】次のうち、在宅医療管理について適切なものはどれか。3つ選べ。
1.ネブライザーは、霧状にした薬を気管や肺に吸い込むために用いる機器である。
2.糖尿病に対するインスリン製剤の在宅自己注射では、体調不良時(シックデイ)には注射を中止することがある。
3.腹膜透析は、在宅で行うことができる透析方法である。
4.中心静脈栄養法を行っている患者は、入浴をしてはいけない。
5.経管栄養法は、消化管に栄養を注入する方法である。
解答:1.2.3
解説
1.適切
ネブライザーとは、呼吸器疾患の利用者が霧状にした薬を気管や肺に吸い込むことで症状を抑えたり、気道を加湿して痰を出しやすくするために用いる機器です。
※「ネブライザー」は、介護保険の福祉用具対象外になっています。過去に出題実績があります。
2.適切
糖尿病に対するインスリン製剤の在宅自己注射になります。利用者や家族が、在宅で行います。
※介護職員は、医療行為になりますので出来ません。過去に出題実績があります。
シックデイとは
・体調不良時(食事がとれないなど)に、いつもと同じインスリン注射をすると低血糖になります。シックディ時には、インスリン注射を中止することはなく、その際には、どのようにするのかをあらかじめ決めていくことが大事です。
3.適切
腹膜透析は、在宅で行うことができる透析方法で、通院回数も月1~2回の通院で、血液透析に比べると少なく、他にも、食事制限も緩いという特徴があります。
4.不適切
中心静脈栄養法を行っていても入浴は可能ですが、特別な配慮が必要であり、医師や看護師と相談しながら行う必要があります。
5.不適切
経管栄養法は、消化管(胃や腸など)に栄養を注入する方法です。多く行われる方法には、経鼻胃管と胃ろうがあります。
学習ポイント
1.機器の使用方法と注意点
・ネブライザーやインスリン注射など、在宅で使用される医療機器の正しい使用方法と注意点などを把握する。
2.透析の理解
・血液透析と腹膜透析の実施方法とその特徴、通院回数、注意点など比較して整理しましょう。
3.入浴の管理
・中心静脈栄養法を行っている患者の入浴時の注意点を把握し、感染予防対策について把握する。
4.栄養管理
・経管栄養法の使用方法と注意点などを理解し、適切な栄養管理を行います。
・経管栄養法と胃ろうの違いを比較して、特徴と注意点について整理しましょう。
よって、この問題の解答は、1.2.3 になります。
解説は以上です。
追記
*在宅医療管理は、毎年出題される問題です。それぞれの特徴と注意点などを整理しましょう。
*中々自分で整理できない💦という方は、「合格スタートパック」の単元動画でまとめていますので、ご検討ください。
*もう少し問題を解きたい方は、eラーニングで学習できます。ご自身の弱い問題だけ強化したいという方もカスタマイズできますので、お問合せください。
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