ケアマネ試験対策一問一答(介護支援分野)適用除外施設って?
介護支援分野(一問一答)Blogこんにちは
今日の問題は、被保険者の単元の例外について
被保険者に関する次の記述は、正しいか誤りか答えよ。
【問題】生活保護法の救護施設の入所者は、被保険者となる。
答え:誤り
介護保険には、原則、基本要件を満たした場合、介護保険には強制加入となり、
被保険者となるのですが、基本要件を満たしていても強制加入とならず、
被保険者とならないケースがあります。
どういったときにその例外が適用になるかといったら、
適用除外施設といわれる施設に入所しているときです。
具体的には、
*生活保護法(救護施設)
*障害者総合支援法(指定障害者支援施設)
*児童福祉法の【(医療型)障害児入所施設】
といった施設が挙げられます。
このような適用除外施設に入所している場合には、介護保険の被保険者となりません。
その理由は、「必要性がないから」ということになります。
こういった施設に入所している方は、その施設のなかで、それぞれの根拠法に基づいたサービスを受けています。
*救護施設なら生活保護法
*障害者支援施設なら障害者総合支援法
*医療型障害児入所施設なら児童福祉法
といった制度を使って必要なサービスを受けているので、介護保険を利用する必要がありません。
介護保険制度には、被保険者である限り、介護保険料を納めなくてはならないという決まりがあります。
被保険者になると、まったく利用する可能性がないにも関わらず、保険料を納めなくてはならないという矛盾が生じます。
その矛盾を防ぐために、適用除外という仕組みが設けられているわけです。
ちなみに、適用除外施設は全部で11あります。
すべてを暗記するのはたいへんですので、過去に出題実績のあるこの3施設を押さえておきましょう。
よって、この設問は、「誤り」になります。
解説は以上です。