ケアマネ試験対策一問一答(介護支援分野)介護保険と他の制度の関係について
介護支援分野(一問一答)Blogこんにちは
本試験まで、あと195日
今日から新年度になりましたね。
この時期から受験勉強を始められる方も多いと思います。
ケアマネ試験対策一問一答「保険給付」
介護保険と他の制度の関係について
次に関する次の記述は、正しいか誤りか答えよ。
【問題】やむを得ない事由により介護保険からサービスを受けられない場合には、例外的に老人福祉法に基づく市町村の措置によるサービスが受けられる。
答え:正しい
解説
介護保険と他の制度どちらが優先されるのか。
原則:介護保険が優先
例外:災害補償各法が優先のされる場合もあります。
高齢者介護は、2000年に介護保険法ができるまでは、老人福祉法でサービスを提供していました。
訪問介護もデイサービスもショートステイも、特養に入所するときも老人福祉法でした。
老人福祉法と介護保険法の違い
*老人福祉法
・措置制度により運営
・市町村がサービスを決定するので、利用者さんは選択できない。
・「応能負担」に為、所得調査を伴いました。
・サービスが画一的で、競争原理がありませんでした。
*介護保険法
・介護保険法になって、原則:介護保険が優先されます。
・介護保険制度は、「契約制度」になり、利用者さんが、サービス事業者を利用者さんと契約して自由に選ぶことが出来るようになりました。
・介護保険は、社会保険の1つですので、社会保険方式を導入
※しかし、今でも例外的に、老人福祉法を使うことがあります。
老人福祉法を使うパターンが2つ
①被虐待高齢者の保護
②認知症高齢者の保護
介護保険は契約が前提なので、事業者と契約しないと利用することができません。
介護保険を申請していない場合
・虐待を受けているので、直ぐにでも何とかしないと生命に危険が生じる場合
・身寄も契約能力も無い認知症の高齢者さんを発見して何とかしないと困っている場合
こういうケースにおいては介護保険が使えないので、老人福祉法を使います。
具体的には
・老人福祉法の主体は市町村です。
・市町村長が、行政による権限を行使して、一時的に、保護するために老人短期入所施設等に入所させるなど、老人居宅介護等事業や養護老人ホーム入所の措置等を講じるものとされています。
併せてて、押さえておくといいですね。
よって、この設問は、「正しい」となります。
解説は以上です。
今日の暗記カードまとめ
表:
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介護保険法
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裏:
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契約制度
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表:
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老人福祉法
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裏:
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措置制度
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表:
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介護保険法と老人福祉法
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裏:
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原則:介護保険法が優先
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表:
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老人福祉法:適用例外措置②
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裏:
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1.虐待高齢者(生命に危険が生じている)
2.単身の認知症高齢者
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