ケアマネ試験過去問題「保健医療サービス分野」高齢者の特徴について
保健医療分野の問題Blogこんにちは
本試験まで、あと96日あります。この期間を最大限に発揮するためには、どのように過ごされますか?
今日の問題は、「保健医療サービス分野」です。
高齢者の特徴について
【問題】 次の記述について適切なものはどれか。
1.高齢者の不明熱では、悪性腫瘍や感染症が隠れていることがある。
2.心室性期外収縮は、健康な人ではみられない。
3.血圧測定は、上腕での測定が難しい場合には、下肢で測定してもよい。
4.起立性低血圧は、飲酒や降圧剤の使用も原因である。
5.本態性高血圧は、腎臓や内分泌の異常により血圧が高い状態をいう。
今日も選択肢がないよ~💦、いつもなぜ選択肢がないんだろう?消去法が使えない( ノД`)シクシク…
*今、あなたが、過去問を消去法で答えを導き出して、正解しているとすれば・・・本当の自分の知識で根拠をもって解答できていますか?
*本試験で、本領を発揮できるでしょうか?苦戦する方は、「正しい知識」をしっかりともっているかどうか?ここが、合否の分かれ道になります。選択肢がなくても答えられるように、知識の引き出しは、しっかりと持っておきましょう!
学習のポイント
*保健医療サービス分野の初めの26~30問目あたりで出題されます。
*次の記述のうち・・という問題は、いろんな問題がミックスされているので、正しい知識が必要になります。
*それぞれの「キーワード」をしっかりと説明できるようにしておきましょう。
それでは、解説をしていきます。
解説
1.正しい
高齢者では感染症があっても発熱が見られないことがあります発熱の程度と疾患の重症度は必ずしも関連しません。高齢者では原因がわからない不明熱も多いのが特徴です。不明熱では、膠原病や虫垂炎、胆道感染症、悪性腫瘍などが隠れていることがあります。
2.誤り
不整脈は、脈の結滞(拍動が欠けること)やリズムの乱れとして知ることができます。心室性期外収縮、上室性期外収縮が原因であることが多いですが、正常者でもよくみられるので頻度が高くなれば通常は問題となりません。不整脈の頻度が高い場合には心電図による検査をした方がいいです。
3.正しい
上肢の拘縮があり上腕での血圧測定が困難な場合は、膝窩動脈や後脛骨動脈での血圧測定も行われます。
4.正しい
臥位や座位から急に立ち上がった時などに、ふらつきやめまい、場合によっては眼前暗黒感、失神がみられる起立性低血圧は高齢者で経験される症状です。加齢による交感神経系の調節反射の障害が原因で起きます。パーキンソン病などでもみられますが、降圧剤や利尿薬、抗うつ薬、血管拡張薬などの薬剤や飲酒なども原因となります。
5.誤り
高血圧のほとんどは、遺伝的な要因と塩分摂取や加齢などの原因から生じる本態性高血圧が、大半を占めています。設問は、二次性高血圧の説明です。
この問題は、3つ選べでした。
解答:1.3.4
解説は、以上です。
追記
*必須単元の問題をしっかりと解きたい。また、苦手分野の問題を攻略したいなどありましたら、eラーニング(選べるコース)あなただけのオリジナルの問題を提供できますので、お問合せください。
今日の暗記カードのまとめ
表:
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本態性高血圧
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裏:原因が不明、加齢、
塩分摂取過多など
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表:
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二次性高血圧
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裏:腎臓や内分泌の異常
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表:
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上腕での血圧測定が困難
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裏:膝窩動脈や後脛骨動脈
血圧測定可能
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表:
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高齢者の不明熱
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裏:悪性腫瘍や感染症など
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