ケアマネ過去問解説「福祉サービス分野」高齢者虐待について
福祉分野の問題Blogこんにちは
刻々と迫る試験日ですが、1日1日を大切にして、いきましょう。
今日の問題は、「福祉サービス分野」社会福祉制度です。
高齢者虐待について
【問題】「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に関する法律」について正しいものはどれか。
1.高齢者虐待とは、身体的虐待、著しく養護を怠ること、心理的虐待、性的虐待、経済的虐待とされている。
2.市町村は、相談、指導、助言や通報又は届出の受理及ビ養護者に対する支援策等の事務を地域包括支援センターに委託することができる。
3.生命または身体に重大な危険が生じている虐待を発見した者は、市町村等へ通報しなければならない。
4.虐待を受けている高齢者が発見された場合、都道府県知事は特別養護老人ホーム等への入所の措置をとる。
5.生命または身体に重大な危険が生じている虐待が発見されても、警察は民事不介入の原則により、住居に立ち入ることはできない。
なぜ、選択肢がないの?
*正しい知識で、問題を読み答えを導き出すことが必要だからです!
高齢者虐待は、昨年(2023年)試験に出ましたので、今年は、出題される確率は低いと思いますが、ポイントを押さえておきましょう。
それでは、解説をしていきます。
解説
1.正しい
虐待の種類は、設問の通り5種類です。1位:身体的虐待、2位:心理的虐待、3位:介護放棄等(ネグレクト)の順番です。
2.正しい
その通りです。通報を受けた市町村は、地域包括支援センターに委託します。
3.正しい
虐待には、①養護者の虐待、②養介護施設等従業者による虐待の2種類あります。②の場合は、通報義務ですが、①の場合は、通報は少し変わります。
設問は、①養護者の虐待の場合を問われています。生命待ったは身体に重大な危険が生じている場合には、通報義務です。また、虐待を発見したと思われる高齢者を発見した場合は、速やかに通報するよう努めなければならない(努力義務)
4.誤り
虐待の実施主体は、市町村になりますので、都道府県知事ではなく、市町村になります。
5.誤り
行政の権限を使って、立ち入り調査に入ることができます。その際に、所轄の警察署長に援助要請を行うことができます。過去には、家庭裁判所など入れ替え問題が出題されています。
この問題の解答は、1.2.3
解説は以上です。
学習のポイント
*高齢者虐待の種類5種類
*高齢者とは、65歳以上の者と定義されています。
*養護者による虐待と養護施設等従業者による虐待があり、通報の仕方が違う。
*虐待で一番多いのは、身体的虐待<心理的虐待<介護放棄(ネグレクト)
今日の暗記カードまとめ
表:
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高齢者虐待:高齢者の定義
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裏:65歳以上
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表:
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高齢者虐待種類⑤
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裏:
1.身体的虐待
2.心理的虐待
3.介護放棄(ネグレクト)
4.経済的虐待
5.性的虐待
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表:
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高齢者虐待:実施主体
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裏:市町村
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表:
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高齢者虐待②
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裏:
1.養護者による虐待
2.養護施設等従業者による虐待
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表:
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養護施設等従業者による虐待
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裏:通報義務
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表:
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養護者による虐待の通報義務
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裏:生命または身体に
重大な危険の場合
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表:
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立入調査援助:要請先
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裏:所轄の警察署長
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