ケアマネ試験過去問解説「保健医療サービス分野」高齢者に多い疾病について
保健医療分野の問題Blogこんにちは
今日は、「保健医療サービス分野」の問題です。
高齢者に多い疾病について
【問題】次の疾病の特徴として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.狭心症では、前胸部の圧迫感が生じることはない。
2.心不全による呼吸困難時には、起座位にすると症状が改善することがある。
3.慢性腎不全では、水分やカリウムの摂取量に注意する必要がある。
4.高齢者の糖尿病では、口渇、多飲、多尿の症状が出現しにくい。
5.帯状疱疹は、細菌性感染症である。
色んな角度から総合的に問われてますね。
・最近の傾向では、「次の記述から・・」という出題が多くあり、総合的に幅広い知識が問われています。
それでは、解説をしていきます。
解説
1.誤り
狭心症は、冠動脈の狭窄により心臓の筋肉に必要な酸素が不足する病態です。主に、「労作性狭心症」と「異型狭心症」があり、いずれも前胸部の圧迫感が特徴的です。
2正しい
心不全は、心筋梗塞や弁膜症、不整脈などにより心臓のポンプ機能が低下した状態で、呼吸困難などの症状が発現します。呼吸困難時には、仰臥位ではなく、起座位や座位にすることで、自覚症状や血行の改善がみられます。
3.正しい
慢性腎不全の治療としては、腎不全の進行を抑え自覚症状を改善することが中心となり、具体体的には、食事の管理(カロリーを維持したまま、水分やたんぱく質を制限)、血圧の管理、電解質の管理(ナトリウム・カリウムなど)を行う。
4正しい
糖尿病の症状には、口渇、多飲、多尿の三大症状がありますが、高齢者では、これらの症状がはっきりしないことも多く、見過ごされることがあるため注意が必要です。
5誤り
帯状疱疹は、幼児期・少児期にかかった「水痘ウイルス」の再活性化によるウイルス性の疾患です。
この問題の解答は、2.3.4
今日の暗記カードまとめ
表:
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狭心症の症状
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裏:前胸部の圧迫感
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表:
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狭心症②
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裏:
1.労作性狭心症
2.異形狭心症
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表:
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心不全:呼吸困難時
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裏:起坐位・半座位
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表:
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慢性腎不全:治療
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裏:食事、血圧、電解質の管理
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表:
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糖尿病三大症状
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裏:
1.口喝
2.多飲
3.多尿
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表:
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帯状疱疹
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裏:ウイルス性の疾患
(水痘ウイルスの再活性化)
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