ケアマネ試験過去問解説「保健医療サービス分野」高齢者に多い疾患について②
保健医療分野の問題Blogこんにちは
本試験まで51日ですね。焦りや不安も出てきて、何から手を付ければ良いのか?優先順位をつけて学習していきましょう!
今日の問題は、「保健医療サービス分野」で、疾患の問題です。
私は看護師ですので、そんなに苦手意識はありませんが、疾患系が苦手な方が多い傾向ですね( ノД`)シクシク…
高齢者に多い疾患について
【問題】高齢者に多い疾患について正しいものはどれか。3つ選べ。
1.関節リウマチでは、朝の起床時に指の関節がこわばり、屈曲しにくくなる。
2.脊柱管狭窄症では、腰痛、下肢痛、しびれはみられない。
3.大腿骨頸部骨折の受傷原因として最も多いのは、転倒である。
4.加齢黄斑変性症は、高齢者の重篤な視力障害の原因の一つである。
5.ノルウェー疥癬(角化型疥癬)は、ダニの数が少ないので、感染力が弱い。
今日もそれぞれの選択肢が違ってる( ノД`)シクシク…
・本試験で出題されたとき、どのように問題を解きかすか?
学習のポイント
・疾患については、それぞれ聞かれることが決まっていますので、特徴を押さえておく。
・16特定疾病は、良く出題されるます。
・過去問で改正がない部分なので、分析すると良いですね。
それでは、解説をしていきます。
解説
1.正しい
関節リウマチの症状は、日内変動があり、朝のこばわりが強いという特徴があります。女性に多い疾患で、特定疾病の1つです。全身症状として、貧血を呈することも あります。
2.誤り
脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなると神経が圧迫されて様々な神経症状が起きてきます。足の痛みやしびれ、腰痛、歩行時の痛み(間欠性跛行)が特徴的です。
3.正しい
大腿骨頸部骨折の受傷原因として最も多いのは、転倒です。高齢者は、骨がもろく(骨粗鬆症)なり、少しの段差や踏み外しなどで、転倒しかんたんに骨折してしまう。特に、大腿骨頸部骨折は、寝たきりの原因となります。
4.正しい
加齢黄斑変性は、アメリカの中途失明原因1位の疾患です。網膜の中心にある黄斑というところが障害されます。初期症状として視野の中心部にゆがみを自覚することが多く、さらに、変性が進行すると中心部が見えなくなり(中心暗点)、視力低下が起きます。
5.誤り
疥癬には、通常疥癬とノルウェー疥癬(角化型疥癬)があります。原因は、ヒゼンダニが皮膚の表面に寄生して起こる疾患です。通常疥癬は、ヒゼンダニの数が少ないですが、ノルウェー疥癬(角化型疥癬)は、ダニの数が通常疥癬は、数十匹~1000匹くらいですが、ノルウェー疥癬(角化型疥癬)は、100万~200万匹と非常に多く、通常疥癬と比べ感染力が非常に強く施設内で集団感染を防ぐため、一定期間の個室管理が必要です。
この問題の解答は、1.3.4
解説は以上です。
今日の暗記カードのまとめ
表:
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関節リウマチ:特徴
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裏:朝のこわばり、女性に多い
左右対称、日内変動など
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表:
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脊柱管狭窄症
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裏:足の痛みやしびれ、
腰痛、歩行時の痛み
間欠性跛行が特徴
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表:
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転倒の受傷1位
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裏:大腿骨頸部骨折
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表:
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加齢黄斑変性症
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裏:中心部の歪み
進行すると→中心暗点
視力低下をきたす
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表:
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疥癬②
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裏:
1.通常疥癬
2..ノルウェー疥癬(角化型疥癬)
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表:
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ノルウェー疥癬(角化型疥癬)
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裏:感染力が強く
一定期間の個室管理が必要
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