2024年ケアマネ試験【問題31】保健医療サービス分野「医療との連携・退院カンファレンス」について
2024年ケアマネ試験問題・解説こんにちは
今日はちょっとしたクイズです。
問題です!「次のうち、ケアマネージャーの主な役割ではないのはどれでしょうか?」
A. ケアプラン作成
B. 医師の診断
C. 介護サービスの調整
答えは、Bの医師の診断です!
皆さんは、引っかかろませんでしたか?私は、さらっと読んでしまい、なぜBなのかを暫く考えました💦
本試験でもよくあるある問題の読みを勘違いがありますが、受験生の皆さんは、そんなことなかったですか?
今日は、問題31です。
【問題31】次の記述のうち,より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.入院中から退院後の生活に向けた準備を進めることが望ましい。
2.退院前カンファレンスには,利用者・家族は出席できない。
3.介護支援専門員には,退院前カンファレンスにおいて,病院関係者と在宅支援の関係者の橋渡し役になることが求められる。
4.介護支援専門員は,常に医学的立場に立って治療法について助言すべきである。
5.退院後の利用者を担当する介護支援専門員は,退院後の状況を入院していた病院に報告することが望ましい。
早速、解説していきますね。
解説
1.適切
入院から在宅への退院と同時に介護保険サービスを利用できることが大切です。
そのためには、サービス担当者会議を開くことになりますが、退院当日に利用者宅で開催することで、サービス利用が切れ目なく行えることになります。
サービス担当者会議を開催するのは介護支援専門員です。
2.不適切
入院中に利用者家族の出席のもと、病院チームと在宅チームメンバーとなって退院前カンファレンスが開催されます。
このカンファレンスは、病院側が主催するものです。状況によっては利用者本人は参加できない場合もありますが、場合でも家族が参加することになります。
3.適切
治療を担当していた「病院チーム」と在宅チームでの生活を担当する「在宅チーム」が,協同することで利用者の在宅生活を再開できるように準備するという目的を持って開催されるのが退院カンファレンスです。介護支援専門員は、病院チームと在宅チームの橋渡しになることが必要です。
4.不適切
介護支援専門員の役割は、在宅支援や介護計画の調整役です。 医学的なアドバイスは医療従事者の役割です。
5.適切
退院後の利用者の状況を報告することにより、継続的な支援体制を維持することができます。また、医療機関との情報共有は、利用者の在宅生活が継続しやすくなります。
【学習のポイント】
ポイント1
・早期の準備の重要性入院中から退院後を見据えた準備を行うことで、退院後のスムーズな移行が可能になります。
ポイント2
・退院前カンファレンスの役割 退院前カンファレンスは、利用者や家族の計画を考え、今後の生活を協議する場であち、ケアマネージャーの役割は非常に重要です。
ポイント3
・医療と在宅支援の連携の維持後の情報共有を行うことで、医療機関と在宅支援者の連携が保たれ、利用者が安心して生活できる支援体制が整います。
まとめ
退院支援は単なる退院の手続きではなく、入院中からの準備、関係者間の連携、そして退院後のフォローアップまでを含む、継続的かつ包括的なプロセスとして理解することが重要です。利用者さんが入院したら医療機関への情報提供。退院前カンファレンス、退院後医療機関への報告などが重要です。
次回の予告
今日の解説は皆さんの学びにつながったでしょうか?
1つでも「なるほど!」と思える発見があれば、私としても大変嬉しく思います。
明日は待望の【問題32】の解説を行います!
より深い知識と新たな気づきが得られる内容となっていますので、どうぞご期待ください!
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