2024年ケアマネ試験【問題32】保健医療サービス分野「栄養と食事」について
2024年ケアマネ試験問題・解説こんにちは
ケアマネ受験生の皆さまへ!
日々の仕事と勉強の両立、本当にお疲れ様です。医療・介護の現場での経験は、時に喜びをもたらしますが、同時に大きなストレスも伴いますよね。
そんな中で、ケアマネ試験に挑むあなたの姿勢には、心から敬意を表します。
今日は、少しリラックスできるお話を交えながら、試験問題の解説を進めていきたいと思います。
例えば、あなたが、医療・介護の現場で「お疲れ様です」「ありがとう」と言われた時、どんな気持ちになりますか?
その一言が、どれだけの力を与えてくれるか、私たち医療・介護の現場で仕事している美亜さんはよく知っていますよね。
そんな温かい気持ちを胸に、今日も一緒に学んでいきましょう!
今日は問題32です。
【問題32】栄養と食事について適切なものはどれか。3つ選べ。
1.体重測定は,栄養状態を把握するために有用である。
2.低栄養を予防するためには,摂取するエネルギー量を減らす。
3.水を飲んでむせる場合は,汁物やお茶に適度なとろみをつけることも一つの方法である。
4.スプーンはできるだけ深く大きいものとし,1回量を多くすることで食事の所要時間を短くする。
5.配食サービスは,栄養改善の目的だけでなく,一人暮らし高齢者の見守りとしても活用できる。
早速解説していきます。
解説
1.適切
体重が減少しているということは、食事量も水分量なども減少しています。低栄養の指標の1つに、体重があります。他には、BMI値や血清アルブミン値、上腕や下腿周囲長などがあります。併せて押さえておきましょう!
2.不適切
低栄養を予防するためには、摂取するエネルギー量を減らすと益々低栄養になってしまいます。タンパク質などのエネルギー量は、しっかりと摂取することが大切です。
3.適切
水を飲んでむせる場合には、適度なとろみをつけることも1つの方法です。また、口腔の状態を観察することも大切です。これは、先日のセミナーの中で、学んだことです。
言語聴覚士さんと相談して、嚥下テストや水飲みテストも必要に応じて対応することで、誤嚥性肺炎の予防にも繋がります。
4.不適切
スプーンをできるだけ深く大きいもので、1回の量を多くすると、食事介助をする介護者側は、時間短縮になり効率はいいかもしれませんが、口腔の嚥下機能が低下している高齢者さんは、咀嚼することも、かみ砕くことも難しく、上手く嚥下ができないので、食事中にむせがおき、誤嚥性肺炎を引き起こす要因になります。利用者さんの状況に応じて適切な食事介助が必要です。実際に、ご自身が体験すると一番良く分かります。
5.適切
文面の通りです。地域支援事業の介護予防・日常生活支援総合事業の中に、介護予防・生活支援サービス事業が4つあり、その中に、第一号生活支援事業があります。配食サービス、見守りなどがあります。
解答:1.3.5
解説は以上です。
学習のポイント
*低栄養状態の予防と指標
*食事介助時の対応の仕方
まとめ
高齢者の栄養と食事について、適切な対応方法を問題でした。体重管理、水分摂取時のむせ対策、食事介助の留意点、配食サービスの活用などが重要なポイントとなります。
個々の高齢者の状態に合わせ、誤嚥や低栄養の予防を意識しながら、適切な栄養管理と食事サポートを行うことが現場でも求められます。配食サービスは栄養面だけでなく、一人暮らし高齢者への見守りにも役立つことを理解しておきましょう。
次回の予告
問題33について、一つひとつの疾患についての知識についての問題です。医療の知識が苦手な受験生さんも多いかと思いますが、問題の正解を導き出すには、単なる知識だけでなく、現場の実践力も必要です。
お楽しみに!
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