2024年ケアマネ試験【問題41】保健医療サービス分野「指定訪問リハビリテーション」について
2024年ケアマネ試験問題・解説こんにちは
医療・介護の現場で働く皆さん、日々の業務に追われる中で「これ、私も経験した!」と思う瞬間、ありませんか?
例えば、利用者様との会話の中で、ふとした瞬間に心が通じ合うことや、予想外の質問に戸惑いながらも一生懸命に答えようとする姿勢。
そんな日常の中には、試験勉強では得られない貴重な学びや経験を思い出しながら、一緒に振り返ってみましょう!
今回は、【問題40】の解説していきます。
【問題41】指定訪問リハビリテーションについて正しいものはどれか。3つ選べ。
1.サービス提供には,医師の指示が必要である。
2.理学療法,作業療法その他必要なリハビリテーションを行うことにより,利用者の心身の機能の維持回復を図るものでなければならない。
3.事業者は,従業者,設備,備品及び会計に関する諸記録を整備しておかなければならない。
4.特定の研修を受けた介護福祉士であれば,サービスを提供することができる。
5.訪問看護ステーションの言語聴覚士がサービスを提供した場合は,訪問リハビリテーション費が算定される。
解説
1.正しい
訪問リハビリテーションに限らず医療系サービスを位置づける際には、必ず主治医の指示が必要です。
2.正しい
訪問リハビリテーションの基本方針は、運営基準において、「要介護状態となった場合においてもその利用者が可能な限り、その居宅においてその有する能力に応じ、自立した日常生活を営むことができるよう、生活機能の維持または向上目指し、利用者の居宅において、理学療法、作業療法、その他必要なリハビリテーションを行うことにより、利用者の心身の機能の維持回復を図るものでなければならない」と規定されています。
基本テキストの文面の一部が選択肢に入っていました。
3.正しい
事業者は、必要な従業者や設備、備品の整備を義務付けられています。また、これらに関する記録も適切に管理する必要があります。
4.誤り
訪問リハビリテーションは、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)のような専門職が実施します。介護福祉士は、提供できません。
5.誤り
訪問看護ステーションから言語聴覚士がサービスを提供した場合には、訪問看護として算定されます。過去問でもよく出題される選択肢です。
訪問リハビリテーションを提供できるのは、病院・診療所、介護老人保健施設、介護医療院です。
(※2024年度から介護老人保健施設、介護医療は、「みなし指定」になりました。
解答:1.2.3
解説は以上です。
学習のポイント
*医師の指示書が必要である点を確認し、リハビリ内容やリハビリ計画の更新の頻度に注意する。
*提供者の資格要件として、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のみが対象となる点を理解する。
*訪問看護ステーションとの違いを把握し、サービス提供範囲を区別する。
まとめ
ポイントは3つです。まず、医師の指示が必須であること。次に、サービス提供者は理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)に限定されること。
そして、訪問看護ステーションとの違いを理解することです。
特に、訪問看護ステーションからSTが提供するサービスは、訪問看護として算定される点は、よく出題されるので要注意です。
次回予告
次回は【問題42】「指定短期入所療養介護」について解説します。
短期入所療養介護は、どのようなサービスを提供し、どのような方が利用できるのか?
その詳細を解説していきます。
ぜひお楽しみに!
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