2024年ケアマネ試験【問題43】保健医療サービス分野「指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護」について
2024年ケアマネ試験問題・解説こんにちは
今日は、ハラハラドキドキの「合格発表」でした。受験生さんから喜びの声を頂き、対応していました。
基準点は、千葉県がいち早く発表されました。各都道府県の発表は、個々に時間帯が異なります。
圧縮はがきで届くところもあれば、HPで受験番号が記載されるところもあり様々ですが、惜しくも基準点に届かなかった方は、一旦リセットして2025年に向けて勉強をスタートしましょう。
当塾も受験生さんを応援企画として、ゼロイチプログラムを11月末から12月末まで全5回勉強会を開催します。詳細は、別途ホームページでお知らせします。
今日は、問題43です。
【問題43】指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護について適切なものはどれか。2つ選べ。
1.要支援者は利用できない。
2.利用者の心身の状況にかかわらず,毎日,訪問しなければならない。
3.訪問看護サービスの提供の開始に際し,主治の医師による指示を口頭で受ければよい。
4.日常生活上の緊急時の対応は想定されていない。
5.自らその提供するサービスの質の評価を行い、結果を公表しなければならない。
解説
1.適切
地域密着型サービスに2011年改正で、サービスが追加されました。在宅の要介護者を対象としている、要支援者は利用できません。
2.不適切
定期巡回サービスについては1日複数回の訪問を行う事を想定していますが 、訪問回数及び訪問時間等については、利用者と合意のもとに決定されるもので、利用者の心身の状況に応じて、訪問を行わない日もあってもよいとされています。
3.不適切
訪問看護を提供する場合、主治医による指示を書面で受ける必要であり、口頭の指示では認められてません。これは、訪問看護も同様です。
4.不適切
定期巡回随時対応型訪問介護看護は、4つのサービスを提供しており、①定期巡回サービス、②随時対応サービス、③随時訪問サービス、④訪問看護サービスを提供しています。
一体型と連携型はありますが、緊急時の対応は、利用者さんが、体調の急変などによって判断に迷った場合や、緊急に来てもらいたいときなど、随時対応サービスで、通報すると、まずオペレーターが、訪問の必要性を判断、必要と判断した場合、緊急に訪問介護員が迅速に利用者宅を訪問し、状況に応じた対応を行います。
利用者の緊急時に迅速に対応できる体制が整備されています。 日常生活上の緊急時の対応が想定されており、24時間365日の体制で迅速な対応が可能となっているのが特徴です。
5.適切
定期巡回・随時対応型訪問介護看護には、利用者、利用者の家族、地域住民の代表、地域の医療関係者、市町村の職員、地域包括支援センターの職員などにより構成される。「介護・医療連携推進会議」を当該事業所が設置して、おおむね6か月に1回以上、「定期巡回・随時対応型訪問介護看護の提供状況等を報告し、評価を受けるとともに、必要な要望助言を聞く機会を設けなければならない。そして、その結果を公表しなければならない」と規定されています。
解答:1.5
解説は以上です。
学習のポイント
*提供するサービスと対象者
*訪問看護を位置づける際には、医師の指示を文書で受ける
*「介護・医療連携推進会議」6が月に1回以上開催
まとめ
定期巡回・随時対応型訪問看護介護は、高齢者や障害者の在宅生活を支援するための重要なサービスです。
その特徴は、日常生活の支援、利用者の生活リズムに合わせた柔軟な訪問、緊急時への即時対応、精神的な支え、医療的ケアの提供など、総合的な支援体制にあります。
これらの役割を通じて、 在宅介護における重要なサービスとして、高齢者や障害を持つ方の生活の質の向上、そして、安心して在宅生活を継続できるよう支援しています。
次回の予告
次回は介護保険施設の要となる「介護老人保健施設」について詳しく解説していきます。
在宅復帰を目指す重要な施設として注目される介護老人保健施設、リハビリテーションの提供から在宅生活への橋渡しまで、その多彩な役割と機能について、試験に出やすいポイントを中心に分かりやすく解説します!
一緒に理解を深めていきましょう!次回の更新をお楽しみに!