2024年ケアマネ試験【問題54】福祉サービス分野「介護保険における福祉用具」について
2024年ケアマネ試験問題・解説こんにちは
皆さん、お疲れ様です。寒い日が続きますが、現場でのケアと受験勉強の両立、本当に大変だと思います。
特に冬場は、利用者さんの体調管理や転倒予防により一層の注意が必要で、心身ともに緊張する日々ではないでしょうか?
介護の現場は、まさに「体力勝負」!毎日、利用者さんのために走り回っている皆さん、本当にお疲れ様です。
そんな忙しい日々の中でも、介護保険制度の理解を深める学習は、質の高いケアを提供するために欠かせませんね。
福祉用具は、利用者さんの生活の質を高めるだけでなく、介護する側の負担軽減にも繋がる、いわば「頼れる相棒」のような存在です。
日々の業務で福祉用具を使っている受験生の皆さんの経験と、介護保険制度の知識を結びつけることで、さらに深い学びが得られます。
さあ、一緒に福祉用具の世界を紐解いていきましょう!
今日は、問題50を通して「福祉用具」について一緒に考えていきましょう。
【問題54】介護保険における福祉用具について正しいものはどれか。3つ選べ。
1.福祉用具の使用目的には、利用者の自立した日常生活の支援と介護者の負担軽減が含まれる。
2.浴槽内いすなど・入浴補助用具は、特定福祉用具販売の対象となる。
3.利用者の身体を滑らせるスライディングボードは、特定福祉用具販売の対象となる。
4.空気式又は折りたたみ式の簡易浴槽は、福祉用具貸与の対象となる。
5.エアマットなどの床ずれ防止用具は、福祉用具貸与の対象となる。
早速、解説していきます。
解説
1.正しい
介護保険法では、福祉用具は、「心身の機能が低下し、日常生活を営むのに支障がある要介護者等の日常生活上の便宜を図るための用具および要介護者等の機能訓練のための用具」とされ、このうち日常生活の自立を助ける効果が確認されているものを厚生労働大臣が定めて保険給付の対象としています。
福祉用具を使用する目的
介護保険における福祉用具は、要介護者の日常生活の便宜を図り、自立した生活を営むことができるよう支援すること、また、介護者の負担軽減も重要な目的の1つとなっています。
2.正しい
浴槽内いすなど・入浴補助用具や排せつに関するものは、レンタルの向かないので、特定福祉用具販売の対象になります。
3.誤り
スライディングボードは、特殊寝台付属品に含まれており、福祉用具貸与の対象品目です。
4.誤り
空気式又は折りたたみ式の簡易浴槽は、レンタルの向かないので、特定福祉用具販売の対象になります。
5.正しい
床ずれ防止用具(エアマットを含む)は、福祉用具貸与の対象です。体圧分散により床ずれを予防し、利用者のQOL向上に つながります。
解答:1.2.5
解説は以上です。
学習のポイント
*福祉用具貸与と特定福祉用具販売の品目を整理して、覚えましょう。
*福祉用具貸与は、介護度によって制限があります。
*2024年度から、福祉用具貸与の項目4つが選択制になっています。
まとめ
福祉用具に関する問題は、「貸与」「販売」かを選択する問題ですので、得点できる問題です。しかし、項目などを覚えていないとうっかりミスを起こしてしまいますので、しっかりと整理しましょう。2024年度より改正で変わっている部分、過去問でよく問われているところは、チエックしましょう。
「貸与」の覚え方もあります。「販売」は、入浴や排せつに関する項目で6つでしたが、2024年度から選択制になり9つに増えていますよ。
次回の予告
次回のテーマは、問題55:介護保険における認知症対応型共同生活介護 です!
認知症高齢者が少人数の家庭的な環境で生活を送る「認知症対応型共同生活介護(グループホーム)」について、制度の役割や利用条件、さらにはケアの特徴について詳しく解説します。
次回もどうぞお楽しみに! 🎉
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