2024年ケアマネ試験【問題57】福祉サービス分野「指定介護老人福祉施設」について
2024年ケアマネ試験問題・解説こんにちは
ここまで、解説を読み進めてくださった皆さん、お疲れ様です!
いよいよゴールまであと4問となりました。
解説の終盤に差し掛かり、いま一度、気を引き締めて進むときです。
今回取り組む「介護老人福祉施設」の問題も、試験で頻出の重要トピックです。
最後のひと踏ん張り、頑張っていきましょう!
この解説を通じて、皆さんの確かな自信と知識を後押ししていきます。
今日は、問題57です。
【問題57】指定介護老人福祉施設について正しいものはどれか。3つ選べ。
1.第三者による施設サービスの質の評価を受けることが義務付けられている。
2.身体拘束等の適正化のための対策を検討する委員会を、3か月に1回以上開催しなければならない。
3.入所者の処遇に支障がない場合、配置される介護支援専門員は非常勤でもよい。
4.看護職員については、常勤の者を1人以上配置しなければならない。
5.計画担当介護支援専門員は、特段の事情のない限り定期的にモニタリングの結果を記録しなければならない。
早速、解説していきます。
解説
1.誤り
第三者による施設サービスの質の評価を受けることが義務付けられてはいません。自らその提供する指定介護老人福祉施設サービスの質の評価を行い、常に、その改善を図らなければならないと規定されています。
2.正しい
身体拘束等の適正化のための対策を検討する委員会(テレビ電話装置等を活用して行うことができる)の開催(3か月に1回以上)と検討結果の従業者への周知徹底、指針の整備、従業者に対する研修の定期的な実施実施など、身体拘束等の適正化を図るための措置を講じる。
※2024年月1日から上記の措置を行っていない場合は、所定単位数を減算(居宅療養管理指導、特定福祉用具販売を除く)
3.誤り
人員基準に介護支援専門員は、1人以上(入所者100人または端数を増すごとに1人を増やすこと。常勤・専従の職員、ただし、入所者の職務に支障がない場合は他の職務との兼務可となっています。
4.正しい
看護職員のうち1人以上は常勤の職員の配置
30人~50人を超えない施設では2人以上(常勤換算)、
50人~130人を超えない施設では3人以上(常勤換算)
130人を超える施設では3人(常勤換算)、プラス50人またはその端数を増すごとに、1人を加えた数以上
5.正しい
施設サービスのモニタリングは、定期的。記録も定期的です。居宅介護支援、介護予防支援との違いを押さえましょう!
解答:2.4.5
解説は以上です。
まとめ
介護老人福祉施設は、運営基準や人員基準が主に出題されていますので、過去問を見ながら重要なポイントをしっかりと整理しましょう。
次回の予告
いよいよ残り3問となりました。次回は「生活保護制度」について学んでいきます。
生活保護制度は、私たちの社会保障制度の「最後のセーフティネット」として重要な役割を果たしています。試験でも頻出のテーマとなっています。
次回も、みなさんと一緒に学んでいけることを楽しみにしています。
最後まで頑張りましょう!
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